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ふうかとほうかの日常を、それぞれにつらつらと書いてます。
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2009/02/08 (Sun)
その他。









譲が風邪を引いた。
馬鹿は風邪をひかないとはよく言ったもので、他の面子はピンピンしているのに譲は床にふせっていた。

「どうしよう将臣くん。これは由々しき問題です!」
「お前は帰れよ。家に」
「心配でほっとけるわけないでしょ!」
「…」


心配。の言葉にうそはない。
何せ幼い頃から兄弟のように育った仲だ。

しかし望美の行動はえてして裏目に出るのがお約束。

「まあ待て待て。今日1日俺がかんびy…」
「風邪の時にはお粥だよね。お粥ってどう作るのかな」
「ちょ、待てって!落ち着け」

すったもんだで出来たお粥はちょっと赤かったり野菜が大きかったり何か生まれてたりして、なんともグロテスク。

「グロテスクなお粥ってなんだよ…」
「うーん、なんか美味しそうじゃないなあ…砂糖入れちゃえ」
「待て待て待て待て待て」
「あ、いれすぎた」
「あーあ…」

風邪で弱った胃袋にこれはヤバイだろうか。
いや譲ならと一瞬思うが、危ない橋は渡したくない。
綱がぼろっぼろのつり橋なら尚更だ。

「の、望美。譲今風邪ひいてんだよ」
「だからお粥作ったの!」
「よーく考えろ。風邪ひいて弱った譲の胃袋は繊細だ。こんなグロテスク…もとい、こんなこってりしたもんくったら余計胃をおかしくする」
「あー」

納得したような、腑に落ちないような顔をして望美が可愛くうなる。
ただ立っていれば可愛いだけの幼なじみは、しかし幼なじみ故にそんなものにはだまされてやらない。
な、と将臣が念を押す。

「…じゃあこれ勿体ないから私達で食べようか」
「いや、もしかしたら譲食べれるかもな。持ってってみるか」
「え?でも…」
「望美がせっかく譲のために作ったんだろ。その気持ちは、あいつに伝えてやらないと」
「まさおみくん…うん!!」


譲が抜た上に将臣まで体を壊すわけにはいくまい。
三途の川はもう見たくない。




弟と命を天秤にかけ、容易に命を取り、望美に笑いかけた。








因みにそのお粥はじきにリズヴァーンに見つかり、命をはって弱っている仲間を庇った英断により譲の体調はこれ以上悪くなることはなかった。


譲の隣でリズヴァーンがしばし生死の境をさまようことにはなったが。







―――――

譲関係ない(笑)
先生は額にあせかき、
「一度は捨てたはずの神子に助けられた命…神子に奪われるのもまた、道理」
とかかっこいいこといって望美に微笑みかけて倒れて欲しい←




十六夜記の愛蔵版のパッケージの望美がイケ面すぎていっそ抱かれたいと思った←
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