ふうかとほうかの日常を、それぞれにつらつらと書いてます。
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2009/02/11 (Wed)
はくゆず。
「私は、譲が好き」
手を伸ばすと譲はほほえんでくれる。
手をとって抱き上げてくれる。
「だぁいすき」
頬を近付けると、譲の眼鏡があたる。
髪がくすぐったいと譲は笑った。
ぷりんの甘い匂い。
お日さまの匂い。
「譲、美味しそう」
「なんだそれ」
でもだって、甘くていい匂い。
たまらず頬を舐めてみたら、そんなに美味しくはなかったけれど。
「白龍」
「なあに?」
「それ他の人にやったらダメだからな」
「どうして?」
「どうしても!」
「わかった、じゃあ譲だけにする」
「そういう問題じゃなくて…」
まあいいか、とため息をついて、譲が私の頭を撫でた。
「譲も、私だけね」
「え?」
「譲も、私以外の人とは、だめ」「はいはい」
「…っ、うん!」
譲と私だけ。
皆一緒もいいけれど
『だけ』という言葉に優越感を感じる。
「譲、大好き」
もう一度ぺろりと頬を舐めたら、
こら、と、くすぐったそうに怒られた。
―――――――
このあとヒノエあたりがちゅーしてて怒ってたら可愛い。
うっかりヒノ譲前提だったら可愛い←
「私は、譲が好き」
手を伸ばすと譲はほほえんでくれる。
手をとって抱き上げてくれる。
「だぁいすき」
頬を近付けると、譲の眼鏡があたる。
髪がくすぐったいと譲は笑った。
ぷりんの甘い匂い。
お日さまの匂い。
「譲、美味しそう」
「なんだそれ」
でもだって、甘くていい匂い。
たまらず頬を舐めてみたら、そんなに美味しくはなかったけれど。
「白龍」
「なあに?」
「それ他の人にやったらダメだからな」
「どうして?」
「どうしても!」
「わかった、じゃあ譲だけにする」
「そういう問題じゃなくて…」
まあいいか、とため息をついて、譲が私の頭を撫でた。
「譲も、私だけね」
「え?」
「譲も、私以外の人とは、だめ」「はいはい」
「…っ、うん!」
譲と私だけ。
皆一緒もいいけれど
『だけ』という言葉に優越感を感じる。
「譲、大好き」
もう一度ぺろりと頬を舐めたら、
こら、と、くすぐったそうに怒られた。
―――――――
このあとヒノエあたりがちゅーしてて怒ってたら可愛い。
うっかりヒノ譲前提だったら可愛い←
2009/02/10 (Tue)
ひのゆじ。せつない。
「なぁ、アンタの時代の結納ってどうすんの?」
「婚約届けに名前書いて判押しておしまい」
「はあ?」
「式は…多分ここと同じように白無垢を着る神前式と、ドレスを着る教会式かな…2種類ある」
「どれす?」
「ああ。説明面倒だから後で紙とペンあるときな」
「あ、そ。アンタ似合う?」
「俺よりお前が似合うよ。てかヒノエタキシード似合わなそうだな」
「よくわかんないけど、あ、そ?」
「俺がわかってるからいいんだよ」
「譲と結婚してー」
「馬鹿」
襖の裏での頭達の会話を聞き、烏が視線を落とす。
自分達は…自分はヒノエに育てられた。
ヒノエに仕えるために、がむしゃらに強くなった。
それでも、ヒノエの幸せを選択出来ない自分の腑甲斐なさに涙すらでてくる。
襖を開いて笑顔で言わなければならない。
本来めでたいことなのだから。
今日は、晴れの日だ。
大丈夫、奥方は増えても、譲が屋敷をおわれるわけではない。
さあ言わないと。
幕引きを。
「頭…お時間です」
二人は笑った。
めでたい日に何を泣いているのかと。
「だって…だって頭…!」
いうべきではない。
だってお二人はこんなに幸せそうに笑っているじゃないか。
「………お相手の方が…あちらでお待ちです…」
おめでとうございますと、笑顔で言えただろうか。
この日一羽の烏が翼を折られ、海に落ちた。
――――――
これも一つの物語。
「なぁ、アンタの時代の結納ってどうすんの?」
「婚約届けに名前書いて判押しておしまい」
「はあ?」
「式は…多分ここと同じように白無垢を着る神前式と、ドレスを着る教会式かな…2種類ある」
「どれす?」
「ああ。説明面倒だから後で紙とペンあるときな」
「あ、そ。アンタ似合う?」
「俺よりお前が似合うよ。てかヒノエタキシード似合わなそうだな」
「よくわかんないけど、あ、そ?」
「俺がわかってるからいいんだよ」
「譲と結婚してー」
「馬鹿」
襖の裏での頭達の会話を聞き、烏が視線を落とす。
自分達は…自分はヒノエに育てられた。
ヒノエに仕えるために、がむしゃらに強くなった。
それでも、ヒノエの幸せを選択出来ない自分の腑甲斐なさに涙すらでてくる。
襖を開いて笑顔で言わなければならない。
本来めでたいことなのだから。
今日は、晴れの日だ。
大丈夫、奥方は増えても、譲が屋敷をおわれるわけではない。
さあ言わないと。
幕引きを。
「頭…お時間です」
二人は笑った。
めでたい日に何を泣いているのかと。
「だって…だって頭…!」
いうべきではない。
だってお二人はこんなに幸せそうに笑っているじゃないか。
「………お相手の方が…あちらでお待ちです…」
おめでとうございますと、笑顔で言えただろうか。
この日一羽の烏が翼を折られ、海に落ちた。
――――――
これも一つの物語。
2009/02/09 (Mon)
ヒノ←ゆじ。
緋色が目に留まる。
深い赤。飲み込まれそうな、赤。
太陽に当たると、彼は魅力を発揮する。
朝の太陽も夕陽も輝きを受け自分の中へ取り込む。
太陽を緋色に反射させ笑う彼のなんて魅力的なことだ。
男の自分でも思わず、その瞳に飲まれる。
おちゃらけて格好つけている時は気付かないが、彼は彼が思うよりずっと魅力的だ。
ただ立って、熊野について愛するものについて語る彼は文句なしに引き付けられる。
悔しいから、言ってやらないけど、時々溺れている自分に気付く。
ヒノエがいなくなったらと考えるとふと怖い。
…悔しいから絶対言ってやらないけど。
――――――
一応文句なしにヒノエはかっこいぃと思う。
ギャップが。
切なげな瞳にやられてみたり。
海に一人たっていて、夕陽を浴びて笑う彼は文句なくかっこいいと思うのだ。
向かい風で着物が空気を含んでバタバタと。
悔しいから認めないけど( ´_ゝ`)←
緋色が目に留まる。
深い赤。飲み込まれそうな、赤。
太陽に当たると、彼は魅力を発揮する。
朝の太陽も夕陽も輝きを受け自分の中へ取り込む。
太陽を緋色に反射させ笑う彼のなんて魅力的なことだ。
男の自分でも思わず、その瞳に飲まれる。
おちゃらけて格好つけている時は気付かないが、彼は彼が思うよりずっと魅力的だ。
ただ立って、熊野について愛するものについて語る彼は文句なしに引き付けられる。
悔しいから、言ってやらないけど、時々溺れている自分に気付く。
ヒノエがいなくなったらと考えるとふと怖い。
…悔しいから絶対言ってやらないけど。
――――――
一応文句なしにヒノエはかっこいぃと思う。
ギャップが。
切なげな瞳にやられてみたり。
海に一人たっていて、夕陽を浴びて笑う彼は文句なくかっこいいと思うのだ。
向かい風で着物が空気を含んでバタバタと。
悔しいから認めないけど( ´_ゝ`)←
2009/02/08 (Sun)
その他。
譲が風邪を引いた。
馬鹿は風邪をひかないとはよく言ったもので、他の面子はピンピンしているのに譲は床にふせっていた。
「どうしよう将臣くん。これは由々しき問題です!」
「お前は帰れよ。家に」
「心配でほっとけるわけないでしょ!」
「…」
心配。の言葉にうそはない。
何せ幼い頃から兄弟のように育った仲だ。
しかし望美の行動はえてして裏目に出るのがお約束。
「まあ待て待て。今日1日俺がかんびy…」
「風邪の時にはお粥だよね。お粥ってどう作るのかな」
「ちょ、待てって!落ち着け」
すったもんだで出来たお粥はちょっと赤かったり野菜が大きかったり何か生まれてたりして、なんともグロテスク。
「グロテスクなお粥ってなんだよ…」
「うーん、なんか美味しそうじゃないなあ…砂糖入れちゃえ」
「待て待て待て待て待て」
「あ、いれすぎた」
「あーあ…」
風邪で弱った胃袋にこれはヤバイだろうか。
いや譲ならと一瞬思うが、危ない橋は渡したくない。
綱がぼろっぼろのつり橋なら尚更だ。
「の、望美。譲今風邪ひいてんだよ」
「だからお粥作ったの!」
「よーく考えろ。風邪ひいて弱った譲の胃袋は繊細だ。こんなグロテスク…もとい、こんなこってりしたもんくったら余計胃をおかしくする」
「あー」
納得したような、腑に落ちないような顔をして望美が可愛くうなる。
ただ立っていれば可愛いだけの幼なじみは、しかし幼なじみ故にそんなものにはだまされてやらない。
な、と将臣が念を押す。
「…じゃあこれ勿体ないから私達で食べようか」
「いや、もしかしたら譲食べれるかもな。持ってってみるか」
「え?でも…」
「望美がせっかく譲のために作ったんだろ。その気持ちは、あいつに伝えてやらないと」
「まさおみくん…うん!!」
譲が抜た上に将臣まで体を壊すわけにはいくまい。
三途の川はもう見たくない。
弟と命を天秤にかけ、容易に命を取り、望美に笑いかけた。
因みにそのお粥はじきにリズヴァーンに見つかり、命をはって弱っている仲間を庇った英断により譲の体調はこれ以上悪くなることはなかった。
譲の隣でリズヴァーンがしばし生死の境をさまようことにはなったが。
―――――
譲関係ない(笑)
先生は額にあせかき、
「一度は捨てたはずの神子に助けられた命…神子に奪われるのもまた、道理」
とかかっこいいこといって望美に微笑みかけて倒れて欲しい←
十六夜記の愛蔵版のパッケージの望美がイケ面すぎていっそ抱かれたいと思った←
譲が風邪を引いた。
馬鹿は風邪をひかないとはよく言ったもので、他の面子はピンピンしているのに譲は床にふせっていた。
「どうしよう将臣くん。これは由々しき問題です!」
「お前は帰れよ。家に」
「心配でほっとけるわけないでしょ!」
「…」
心配。の言葉にうそはない。
何せ幼い頃から兄弟のように育った仲だ。
しかし望美の行動はえてして裏目に出るのがお約束。
「まあ待て待て。今日1日俺がかんびy…」
「風邪の時にはお粥だよね。お粥ってどう作るのかな」
「ちょ、待てって!落ち着け」
すったもんだで出来たお粥はちょっと赤かったり野菜が大きかったり何か生まれてたりして、なんともグロテスク。
「グロテスクなお粥ってなんだよ…」
「うーん、なんか美味しそうじゃないなあ…砂糖入れちゃえ」
「待て待て待て待て待て」
「あ、いれすぎた」
「あーあ…」
風邪で弱った胃袋にこれはヤバイだろうか。
いや譲ならと一瞬思うが、危ない橋は渡したくない。
綱がぼろっぼろのつり橋なら尚更だ。
「の、望美。譲今風邪ひいてんだよ」
「だからお粥作ったの!」
「よーく考えろ。風邪ひいて弱った譲の胃袋は繊細だ。こんなグロテスク…もとい、こんなこってりしたもんくったら余計胃をおかしくする」
「あー」
納得したような、腑に落ちないような顔をして望美が可愛くうなる。
ただ立っていれば可愛いだけの幼なじみは、しかし幼なじみ故にそんなものにはだまされてやらない。
な、と将臣が念を押す。
「…じゃあこれ勿体ないから私達で食べようか」
「いや、もしかしたら譲食べれるかもな。持ってってみるか」
「え?でも…」
「望美がせっかく譲のために作ったんだろ。その気持ちは、あいつに伝えてやらないと」
「まさおみくん…うん!!」
譲が抜た上に将臣まで体を壊すわけにはいくまい。
三途の川はもう見たくない。
弟と命を天秤にかけ、容易に命を取り、望美に笑いかけた。
因みにそのお粥はじきにリズヴァーンに見つかり、命をはって弱っている仲間を庇った英断により譲の体調はこれ以上悪くなることはなかった。
譲の隣でリズヴァーンがしばし生死の境をさまようことにはなったが。
―――――
譲関係ない(笑)
先生は額にあせかき、
「一度は捨てたはずの神子に助けられた命…神子に奪われるのもまた、道理」
とかかっこいいこといって望美に微笑みかけて倒れて欲しい←
十六夜記の愛蔵版のパッケージの望美がイケ面すぎていっそ抱かれたいと思った←