ほうか日記29

べんゆず。




光源氏っていいですよね。


言いだしたのは実写光源氏を地でいけそうなこの人。

いや、弁慶だけど。本物の。
でもイメージは弁慶なんかよりよほど光源氏に近いかもしれない。
そう思うのは失礼だろうか。

「何がですか？」
「好きな相手を、幼い頃から見ていられるんですよ」
「…興味あるんですか？」
「ええ、君の小さい頃なら」
「は？」
「今の君が好きですよ。でも幼いときの君も、みたいじゃないですか。」
「…」
「絶対大事にしますから」
「なんの話ですか！」

言ったら悪いかもしれないけど、この人に子育てが出来るとはとうてい思えなくて。
想像だけで可哀相な自分に涙が出る。

「今の俺で我慢してください。」

ため息まじりに言ってやれば、我慢だなんてもったいないと小さく笑って彼は俺にキスを求めた。








――


でもべんけーさんは譲幼児化ちょっとやりたいなとか思って



薬作りそうだよね←